2009年12月31日

読書:『誰でも作れるギター・エフェクター』(本多博之)

『ギターマガジン 誰でも作れるギターエフェクター (リットーミュージック・ムック)』『ギターマガジン 誰でも作れるギターエフェクター (リットーミュージック・ムック)』(本多博之/リットーミュージック/2004年9月刊/1,890円)

 先日、学研『大人の科学マガジン』のミニエレキギターを作ったからってワケじゃありませんが、エレキギター用のエフェクターの仕組みが気になって、池袋ジュンク堂に出かけたついでに買ってきたのが、このムック。

 高校生の頃(40年以上前)、エレキブームというのものがやってきて、テイスコだとかグヤトーンなんてメーカーのエレキギターを買う同級生が増えたことがあった。みんな、なんとかギターまでは買えても、アンプを買うだけの予算はないというので、そんな友人のために、壊れた5球スーパーラジオを改造して、アンプを作ってあげたことがある。とにかく音が出ればいいというので、シャシーに真空管が剥き出しで、スピーカーも裸のままの状態。ハムだらけのひどいアンプだったけれど、大きな音が出るだけで満足してもらえたものだった。

 その後、壊れたステレオからはずしたリバーブ用のコイルスプリング・ユニットを使って、エコー回路をつけてみたり。ラジオ雑誌の記事を参考にして、6BA6という真空管を1本使ったトレモロ回路を組み立てたこともある。

 直木賞を受賞した『青春デンデケデケデケ』を読んだときも、みんな同じような体験(アンプを手作りする体験)をしてるんだなあ……と、ちょっとジンワリしたものだった。

 そんな経験があるもので、5年前、早稲田大学人間科学部eスクールに合格したとき、つい、安いエレキギターとアンプのセットを買ってしまったのだが、先日、クイーンのライブを撮影した映画を見にいったりしたせいもあって、ただ音が出るだけでは、ちょっとつまらない気分。それでエフェクターのことを思い出したのだが、お茶の水の楽器店で
チェックしてみると、あまりにも種類が多くて、何がなんだかわからない。そこで、原理を知りたいこともあって、『誰でも作れるギター・エフェクター』というムックを買ってしまったというワケ。

 回路は実にシンプルで、部品さえ集めれば、短時間で組み立てられそうな感じ。以前に作ったことのあるミニFM送信機(右写真。クリックで拡大)などに比べれば、はるかに簡単だ。秋葉原にパーツを買いに行こうかな……と思ったが、修士論文も目前に控えて、遊んでいるヒマなんてないではないか! 眺めるだけで、組み立ては、老後の楽しみにとっておこう(;_;)。

『私家版 青春デンデケデケデケ (角川文庫)』『私家版 青春デンデケデケデケ (角川文庫)』(芦原すなお/角川文庫/198年7月刊/840円)


  

Posted by すがやみつる/菅谷充 at 02:04 Comments(2)TrackBack(0)

2009年12月29日

読書:『夢をかなえるツイッター』(内藤みか)

『夢をかなえるツイッター ~いいことが起こるつぶやきのコツ』『夢をかなえるツイッター ― いいことが起こるつぶやきのコツ』(内藤みか/技術評論社/2010年1月刊/998円) .@micanaitoh #yumekanabook
『つながる力』(勝間和代+広瀬香美)を読了したとたん、小説家でネット仲間でもある内藤みかさんから、最新刊の『夢をかなえるツイッター』が届きました。

『つながる力』が、どちらかというと「つなぎ方」や「Twitterの紹介」が中心であったのに対し、こちらは、どちらかというと「つかいこなし術」が中心。「Twitterを始めてみたものの、いまひとつ使い方がわからない」という人たちのための「活用法の紹介」が中心です。

 これまで男性陣が書いたTwitter入門書は、アメリカを中心にした海外での政治やビジネスへの応用例や、社会論や思想面でTwitterをどう捉えるかといったものが中心だったが、女性陣の書いたものは、自分を中心とした身の丈サイズのTwitter活用論になっているところが面白い。

 ここで、『つながる力』と『夢をかなえるツイッター』を連続して読んで感じたことを少し。

「つなぎ方」については横書きの『つながる力』の方が「わかりやすい」。カラーも使われているせいで。

 しかし、応用例や活用例を紹介する「読み物」としては、『夢をかなえるツイッター』の方が「読みやすい」。これは内容だけでなく、文章の量にもよるものでしょう。

 日本でパソコン通信が開始された頃、ぼくもパソコン通信の入門書を何冊か上梓しましたが、まるで売れませんでした。いずれも縦書きで、しかも、パソコン通信の応用例、活用例を紹介した本でしたが、当時は、まだ、「どうやってつないだらいいのか」を知りたい人の方が圧倒的に多く、売れるのは「つなぎ方」を解説した横書きのマニュアル本ばかりでした。

 ぼくが書いたパソコン通信本が売れはじめたのは、ユーザー数が急増した1990年代になってから。その頃になって、ようやく、「つなぎ方」よりも、その先にあるコンテンツやコミュニケーションサービスの内容、ユーザー層などに興味を示す人が増え、応用例や活用例を紹介する本にも興味が持たれるようになりました。

(ちなみに、ぼくが書いたパソコン通信の本で、いちばん売れたのは『CompuServe徹底活用マニュアル』という本でした。ニュースやデータベースの使い方を徹底的に紹介した本で、3,200円もしたのに5万部も売れてくれましたが、これは、徹底的にビジネス利用に焦点を絞った本でした)

 その点、Twitterは、スタートしてから数日もすれば、その使い方は、簡単にマスターできてしまいます。コマンドや約束ごとも少なく、マニュアルレスでも使えてしまうサービスだからです。つまり、数日でビギナーを卒業できるメディアです。

 でも、そこから次の一歩に踏み出せないでいる人が、たくさんいるのも事実です。そんな人たちには、この『夢をかなえるツイッター』が参考になることでしょう。とりわけ、「これからTwitterを使いこなしてみたい女性」向けといえそうです。

 この本には、ぼくのことも「パソコンの話題に詳しい」と紹介されていますが、パソコンのことといっても、それは一部だけ。いま大学院の授業で学んでいるPythonというプログラミング言語などについては、もう、Twitterで、たくさんの方に教えを乞うている状態で、本当に助かっています。

 Twitterでは、毎日のように質問していますが、「ググれバカ」などと罵倒されることはありません。でも、『夢をかなえるツイッター』に書かれているとおり、ただ質問するだけでなく、自分にわかる質問を見つけたら、積極的に回答するように心懸けています。

「向こう3軒両どなり。助けられたり助けたり」が、Twitterマインドなのかもしれません。

 Twitterは「ゆるい(ところがいい)メディア」です。新しいルールや決まりが増産されたり、「Twitterの達人検定」なんてものができたりしませんように……と祈っています。


  

Posted by すがやみつる/菅谷充 at 18:05 Comments(5)TrackBack(0)本/雑誌

2009年12月29日

読書:『つながる力』(勝間和代+広瀬香美)

『つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?』『つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?』(勝閒和代 @kazuyo_k + 広瀬香美 @kohmi /ディスカバー・トゥエンティワン/2009年12月刊/1,365円)

『ビバ☆秋葉原』でお世話になった広瀬香美さんが著者のひとりだったので、買ってみました。

 Twitterについては、知っていることがほとんどでしたので、20分ほどで読めてしまいました。

「Twitter最強の入門書」と帯に書かれていますが、これもあながちウソではありません。

「Twitterに関心はあるが、まだ手を出せずにいる」
「Twitterを始めたものの、使い方がよくわからない」

 こんな初心者の人たち向けの本です。

 使い方の部分などは、カラーページで、しかも文字も大きく、非常にわかりやすい。マネして試してみるには、これまで出た同種の本の中で、一番わかりやすいのではないでしょうか。

 Twitterの世間での知名度は、ブログやmixiに比べるとまだまだですが、あまり過度な期待はしないで、「つけっぱなしのラジオ」みたいな感じで、流れていくタイムラインをチラ見しているだけでいいのではないでしょうか。

 フォローしている人が100人を超せば、もう、何日も前の過去に遡って話題を追うことなど不可能。「スクロールして見えないことは、なかったことにする」くらいの割り切りができれば、そこにあるのは「現在と未来」だけ。

 話題の変化も早いので、無理に追いかける必要もありません。

 お気楽にいきましょう。

 それにしても、おいらのTwitterでのつぶやきは、マンガ、モータースポーツ、プログラミング、大学……と話題がバラバラ。「おすすめユーザー」になっているせいで20万人ちかくの方がフォローしてくだっさっていますが、戸惑っている人も多いんでしょうね。でも、「Twitterは、お気楽メディア」なので、このやり方を変えるつもりはありません(笑)。


  

Posted by すがやみつる/菅谷充 at 14:48 Comments(0)TrackBack(0)本/雑誌

2009年12月28日

「『COM』の時代」@Spectator

『スペクテイター Vol.20』 『スペクテイター Vol.20』(幻冬舎/2009年6月刊/1,000円)
『スペクテイター Vol.21』『スペクテイター Vol.21』(幻冬舎/2009年12月刊/1,000円)
 昨日(12月27日)、あのマンガ専門誌『COM』の特集が掲載されている雑誌が出ているというので、池袋のジュンク堂まで買い出しに行ってきました。

 買ってきたのは「Spactator」という幻冬舎の雑誌。もう10周年になるそうですが、今回、はじめて、その存在を知りました。地元の書店では見かけたことがありませんでしたが、いかにもオシャレな雑誌で、青山か六本木の書店に似合いそうな雰囲気です。

 この雑誌のバックナンバーも置いてあったので、そちらもめくってみたら、あれま、『COM』の特集は、2回にわたって掲載されていたんですね。というわけで、「Spring & Summer」号と「Winter」号の2冊を買ってきました。

 帰りの電車の車中で読みはじめたら、懐かしさにかられて読みふけり、危うく最寄り駅を乗り過ごしそうになりました。

『COM』の創刊は、ぼくが高校1年生のとき。「墨汁三滴」という肉筆回覧誌の会員になった直後で、書店で見つけた創刊号も、隅から隅まで読み通したことを憶えている。

 衝撃だったのは、やはり『ジュン』(石ノ森章太郎)と『青春残酷物語』(永島慎二)だったろうか。この3ヶ月くらい後に、初めて石ノ森章太郎、松本零士、久松文雄先生のお宅を訪問し、石ノ森先生には色紙に『ジュン』を描いていただいた。

『COM』の編集部に出かけて、当時、編集部にいた鈴木清澄さんにマンガを見てもらったら、「若さがない」と批判されたなあ。ロボットやロケットが出てくる商業マンガの焼き直しみたいな作品だったからでしょう。でもこちらは、「マンガ家になるのは生活のためだから……」と割り切っていたこともあって、当然の反応だと思って冷静に聞いていました。

 予想外だったのは、この2年ほど後に、虫プロ商事を辞めて編集プロダクションをはじめた鈴木清澄さんのもとで働くことになったこと。鈴木さんは、ぼくが高校生のときに見てもらったマンガのことも憶えていて、「マンガはヘタなんだから、編集者として骨を埋めなさい」と、しきりに言われたものでした。でも、やはりマンガ家への思いは断ち切れず、1年弱で、この編集プロ(鈴木プロ)はやめさせてもらい、アシスタント生活に戻ったのでした。

 鈴木プロにいる間に、鈴木さんが記事の原稿を落としてしまった『COM』のために、急きょ4コママンガを描かされ、これが初めて原稿料(500円)をもらったマンガになってしまいました。

『COM』の「マンガかわら版」というページも、いつのまにか担当者になって、マンガ家や評論家の先生方に電話をかけては近況を伺っては、記事にまとめていました。高卒の19歳の若造が、ライターまがいのことをしていたわけですが、それで通っていた時代でもありました。

「Spactator」にも手塚先生のエピソードがたくさん出ていますが、手塚先生の『火の鳥』が遅れに遅れて、製本の助っ人に駆り出されたこともありました。製本所では、待ちきれなく社員が帰宅してしまい、『COM』の編集部員が製本の手伝いに駆り出されたのですが、人数が足りず、こちらにも招集がかかったというわけです。飯田橋あたりの製本所だった記憶がありますが、ベルトコンベアの前に陣取って、流れてくる雑誌の束の上に、自分の担当する「折」を積んでいく作業でした。

 1冊分の厚さになった雑誌が綴じられ、表紙がつけられると、巨大なギロチンみたいな断裁機が、ガチャンと小口(こぐち=本や雑誌のページを開く側)を切りそろえていきます。ちょっと間違えば、指どころか腕だって切断されそうな鋭い刃を持った装置でした。

 深夜に製本が終わると、夜食がふるまわれました。アンパンが2個、牛乳が1本だったことだけは、やけに明確に憶えています。

 宮谷一彦氏についてのエピソードも、アシスタントたちを中心に、いろいろ語られていて、こちらも懐かしい話がいっぱいでした。ぼくも宮谷さんが起用された『女性自身』の連載劇画を担当した関係で、この雑誌で語られている三鷹の高砂荘の時代に、数ヶ月、週に何度も通っていたからです。最近、宮谷さんのアシスタントをしていた皆さんが集まる機会があったらしいのですが、皆さん、原稿取りをしていたぼくのことを憶えていてくださったとか。

 そういえば『Spactator」の「Spring & Summer」号に、「COM編集部をめぐる概念図」という地図が出ていて、虫プロ商事のあった横田ビルや、ぼくが勤めていた鈴木プロの位置も掲載されているのですが、横田ビルと鈴木プロの場所が違ってますよ。この地図で見ると両方とも西口になってますが、どちらも東口でした。しかも、会社が入っていたビルは、どちらも健在です。

虫プロ商事のあった横田ビル(Google Map)

鈴木プロのあった西宮ビル(Google Map)

 このあたりのことは、こちらのブログにも書いています。

「仮面ライダー青春譜」第5章 見習い編集者の頃


  

Posted by すがやみつる/菅谷充 at 22:14 Comments(2)TrackBack(0)本/雑誌

2009年12月25日

「大人の科学マガジン」Vol.26ミニエレキギター


 学研「大人の科学マガジン」Vol.26のミニエレキギターを作ってみました。フレットが狭くて、弦を押さえるのも大変です。チューニングも、弾いてるそばからズレていきます。

 でも、ちょっと面白いかも。

 ヘタクソなところは、お許しください。

『大人の科学マガジン Vol.26(ミニエレキギター) (Gakken Mook)』『大人の科学マガジン Vol.26(ミニエレキギター) (Gakken Mook)』(大人の科学マガジン編集部・編/学研マーケティング/2009年12月刊/3,675円)........
405605732X



  

Posted by すがやみつる/菅谷充 at 05:29 Comments(0)TrackBack(0)本/雑誌