2008年11月19日

アル・ゴア元米国副大統領の講演

 連載が一段落したところで、少し、日常的なことでも書いてみます。

 今日は、早稲田大学の大隈講堂で開催されたアル・ゴア第45代アメリカ合衆国副大統領への名誉博士号贈呈式典に行ってきました。大学のWebサイトに案内が出ているのを見つけ、応募したら抽選に当選したものですから。

 早稲田大学では、いろんなイベントをやるのですが、歌舞伎(松本幸四郎の『勧進帳』)、野球(早慶戦チケット)、映画(『ラストゲーム 最後の早慶戦』)、落語(『いなほ名人会』)など、けっこう競争率も高そうなのに、次々と当選しています。けっこう運が強いのかもね。

 映画『不都合な真実』やノーベル平和賞の受賞で、いまやすっかりエコロジーの人になってしまったゴア氏ですが、クリントン政権下での副大統領時代は、なんといっても「情報スーパーハイウェイ」の旗振り役でした。インターネットが商用化する直前、アメリカのパソコン通信サービス「CompuServe」の中にあった「ホワイトハウス・フォーラム」というコーナーで、ときどき、みずからがパソコンのキーを叩きながら市民とチャットをし、質疑応答をしていたのがゴア氏でした。2000年の大統領選挙でジョージ・ブッシュ現大統領に僅差で敗れてしまいましたが、ゴア氏が大統領になっていたら、世界の状況も、かなり違ったものになっていたのでは……と思います。

 そのゴア氏、贈呈式につづいておこなわれた「地球環境サミット」の基調講演では、Macのノートパソコンからスクリーンに投影される映像の前で、台本なんてものを見ることもなく、舞台の上を歩き回りながらスピーチをしていきます。それも1時間以上。途中で、いま役員をしているアップル社のMacの話題を織り込むことも忘れずに(笑)。

 素晴らしい講演でした。スティーブン・ジョブズもそうですが、実にスピーチがカッコイイ。来春、大学の卒業論文を発表では(早稲田大学人間科学部eスクールでは、卒論の口頭試問が義務づけられています)、ゴア氏の「プレゼン魂」をぜひとも参考にさせていただきたいと思います。

『不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション』『不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション』(アル・ゴア出演/デイビス・グッゲンハイム監督/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン〈DVD〉/3,220円/2007年7月発売)

『不都合な真実』『不都合な真実』(アル・ゴア著/枝廣淳子・訳/ランダムハウス講談社/2007年1月刊/2,940円)

Posted by すがやみつる/菅谷充 at 21:42 Comments(5)TrackBack(0)キャンパスライフ

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この記事へのコメント

すがやみつる先生、
ゴアさんの英語は同時通訳だったんですか?
それとも、通訳なしで聞いていたんですか?
Posted by コブリ at 2008年11月20日 21:13
>コブリさん、こんばんは。

 ゴアさんの英語は、非常に聞きやすく、大半は同時通訳なしで聴いていました。実は、座っていた坐席のレシーバーが壊れていて、聞こえなかったんですが(^_^;)。

 ただ、後半、環境関連の専門用語が多発するようになって、ちょっとわからないところが出てきたもので、空いていた隣の席のレシーバーを使って同時通訳の声を聞きました。

 34歳で海外ネットへのパソコン通信を始めたあと、必要にかられて英語の読み書きを始めたのですが、会話の方はまるでダメでした。とくに「聞く」のが。

 で、メタボ対策のウォーキングのとき、最初は落語を聞きながらだったんですが、途中からTOEICのCDとか英会話教材のCDなどをMP3プレーヤーに入れて聞きながら歩いていたんですが、それを繰り返していたら、知らないうちに英語が聞こえてくるようになりました。

 おかげで大学の英語の授業も、予想外の高いレベル(TOEIC換算600~700点くらい)になってビックリでした。

 でも、会話というかヒアリングも、いかにふだん、ニュースなどを日本語、英語の両方で仕入れておくかですね。耳で聞いてスペルがイメージできないと、意味もわからないもので。

 それから話すときは、もちろんカタカナ・イングリッシュです。
Posted by すがやみつる/菅谷充 at 2008年11月20日 22:08
聞くのは大事らしいですね。
ちなみにイタリアの人が昔言ってたんですが
その人は英語の音楽を聴いたほうがいいと言っていました。
で、その人は東京に出てきてから英語を覚えたらしいです。
日本だと、そういう外人さん以外に多いらしいです。
俺はというと、そのときは大学受験の知識がまだ残ってたので、
解らない言い回しは聞いて発音を真似しながら
何とか会話を成立させてました。
『なんか面白い言い回しするよね』とか言われながらです。
Posted by コブリ at 2008年11月21日 05:16
勧進帳、一度観たいと思っています。北海道では公演がないので今はDVDを観ていますが、どうも省略されているような気がしています。

実際の公演ではどのくらいの時間なのでしょうか。
Posted by 白内障 at 2008年11月21日 22:01
白内障さん、こんばんは。

『勧進帳』は、1時間ちょっとくらいでしたが、見ていると、あっという間でした。

 DVDでは77分くらいですね。タイトルなどを覗けば、たぶん1時間とちょっとくらいだと思います。
Posted by すがやみつる/菅谷充 at 2008年11月21日 22:10
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