2008年07月24日
■日本初のMacで描いたマンガ
マンガ『アップルIIストーリー』は、たくさんの方に読んでいただけたようで、ありがとうございました。
アップル社は、アップルIIの成功の後、1984年、マウスで操作するMacintosh(Mac)を発売します。
Macは、それまでのパソコンに比べると、グラフィック機能が優れており、このパソコンを使って描かれたマンガ(アメコミ)も登場してきました。「Shatter(シャッター)」というサイバーパンクなSFマンガでしたが、線とドットで出力した絵に色をつけたものでした。
このマンガは、かなり人気を集めたようで、続編が次々と出版されました(画像は、グラフィックノベルとして出版された総集編)。


(C) Mike Saenz & Peter Gillis
1986年には、マンガを描くための「Comic Works」というツールも発売された。これはMacの画面でコマ割りをし、あらかじめ用意された吹き出しを重ねてネーム(セリフ)を打ち込み、絵を描いていくものだ。絵が苦手なユーザーのためには、あらかじめアメコミ風のキャラクター(頭部や胴体などのパーツに分かれている)や背景の絵が用意されていて、これを組み合わせると、アメコミ風のマンガが描ける仕組みになっていた。
日本でMacが発売になった直後、「週刊ポスト」からMacを使ったマンガ執筆の依頼を受けて描いたのが、下のマンガ。すべてマウスだけで、下書きもなしに描いたもの。プリンターは300dpiという高精細度のインクジェットで、スムージングといって、斜めの線のギザギザを滑らかにする機能もついていたが、「コンピュータマンガらしくない」ということで、この機能は使わないまま出力している。
おそらく、このマンガが、Macを使って描かれたマンガとしては、日本初の商業出版物に掲載された作品となるものと思われる。








その後、1985年になって自分でもMac Plus(498,000円。値引きなし)を購入し、ポストスクリプトが使えるレーザープリンターの「レーザーライターII」(少しオマケしてもらって120万円)も購入。マウスを使ってマンガやイラストを描くようになったが、この頃から文章を書くことが面白くなり、日本語ソフトが揃っていたMS-DOS系のパソコンに傾斜する。それでもMacとレーザーライターIIは、高い買い物だったので、1990年くらいまで、イラストやカットの仕事で活躍してもらった。
下のカットは、マウスだけでも描ける絵柄を開発しようと試行錯誤していた頃、アスキーの雑誌のために描いたもの。目の楕円ツール、模様の流し込みのほかは、すべて、直線だけで描かれている(クリックで拡大)。
Mac IIの時代になってから、たくさんのマンガ家がMacを使ってマンガを描くようになりましたが、その頃にはもう、パソコンでマンガを描くことには興味を失い、文章を書くことに熱中していたのですが、Windows 95で、再びパソコンを使ってマンガを描くようになりました。いまは、MacでもWindowsでも、さほど意識することなく、絵を描く道具として使えるようになってきています。
アップル社は、アップルIIの成功の後、1984年、マウスで操作するMacintosh(Mac)を発売します。
Macは、それまでのパソコンに比べると、グラフィック機能が優れており、このパソコンを使って描かれたマンガ(アメコミ)も登場してきました。「Shatter(シャッター)」というサイバーパンクなSFマンガでしたが、線とドットで出力した絵に色をつけたものでした。
このマンガは、かなり人気を集めたようで、続編が次々と出版されました(画像は、グラフィックノベルとして出版された総集編)。


(C) Mike Saenz & Peter Gillis
(Amazon.comで発売中のペーパーバック版。作者のMike Saenzは、次に紹介する「Comic Works」の作者でもありました)
1986年には、マンガを描くための「Comic Works」というツールも発売された。これはMacの画面でコマ割りをし、あらかじめ用意された吹き出しを重ねてネーム(セリフ)を打ち込み、絵を描いていくものだ。絵が苦手なユーザーのためには、あらかじめアメコミ風のキャラクター(頭部や胴体などのパーツに分かれている)や背景の絵が用意されていて、これを組み合わせると、アメコミ風のマンガが描ける仕組みになっていた。
日本でMacが発売になった直後、「週刊ポスト」からMacを使ったマンガ執筆の依頼を受けて描いたのが、下のマンガ。すべてマウスだけで、下書きもなしに描いたもの。プリンターは300dpiという高精細度のインクジェットで、スムージングといって、斜めの線のギザギザを滑らかにする機能もついていたが、「コンピュータマンガらしくない」ということで、この機能は使わないまま出力している。
おそらく、このマンガが、Macを使って描かれたマンガとしては、日本初の商業出版物に掲載された作品となるものと思われる。








その後、1985年になって自分でもMac Plus(498,000円。値引きなし)を購入し、ポストスクリプトが使えるレーザープリンターの「レーザーライターII」(少しオマケしてもらって120万円)も購入。マウスを使ってマンガやイラストを描くようになったが、この頃から文章を書くことが面白くなり、日本語ソフトが揃っていたMS-DOS系のパソコンに傾斜する。それでもMacとレーザーライターIIは、高い買い物だったので、1990年くらいまで、イラストやカットの仕事で活躍してもらった。
下のカットは、マウスだけでも描ける絵柄を開発しようと試行錯誤していた頃、アスキーの雑誌のために描いたもの。目の楕円ツール、模様の流し込みのほかは、すべて、直線だけで描かれている(クリックで拡大)。
Mac IIの時代になってから、たくさんのマンガ家がMacを使ってマンガを描くようになりましたが、その頃にはもう、パソコンでマンガを描くことには興味を失い、文章を書くことに熱中していたのですが、Windows 95で、再びパソコンを使ってマンガを描くようになりました。いまは、MacでもWindowsでも、さほど意識することなく、絵を描く道具として使えるようになってきています。
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うーん・・・・。
時代ですな。
時代ですな。
Posted by カンチャン at 2008年08月05日 00:16
マックがリッチマンのものだった時代は1990くらいまで続きましたねえ。
1995年ころまでは円もドルにたいして弱かったですね。
少年マガジン連載中の「さよなら、絶望先生」は全部マックで描かれていて講談社漫画賞もとっています。けっこうビンボーネタもあったりしますから時代はかわったんですな。
1995年ころまでは円もドルにたいして弱かったですね。
少年マガジン連載中の「さよなら、絶望先生」は全部マックで描かれていて講談社漫画賞もとっています。けっこうビンボーネタもあったりしますから時代はかわったんですな。
Posted by madi at 2008年08月17日 22:46
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